エンジニアの中途採用における市場の激化・採用単価の高騰により、新卒・中途問わずエンジニアの採用を検討している人事・採用担当の方も多いのではないでしょうか?
エンジニア採用を新たに始めたい、またはすでにエンジニア採用を行っているけれど、「実際のエンジニアの単価や相場はどれくらいなのだろうか」「費用対効果が良いのだろうか」「そもそもエンジニアの採用単価ってどうやって算出するのだろう」そういった疑問を持ちながら採用活動をしている採用担当も珍しくありません。
そんな疑問をお持ちの人事・採用担当の方へ「最新のエンジニア採用の単価と相場」についてご紹介します。 エンジニアの単価や相場を正しく理解したうえで、自社にとって最適な新卒エンジニアの採用手法を選択していきましょう。
1. エンジニアの採用単価について
1-1.採用単価とは
採用単価とは、社員やアルバイトを1人雇用するためにかかった費用のことです。計算方法は、次のようになります。
採用コスト総額÷採用人数
例えば、採用コストの総額が500万円で、5人採用していれば採用単価は100万円、10人採用なら採用単価は50万円ということになります。採用単価が低いほど効率的な採用ができたということになり、コスト削減について考えるときには採用コスト総額よりも採用単価に注目することが多いです。
1-2.エンジニアにおける採用単価
採用者一人あたりの求人広告費を職種別にみると、「保育・教育・通訳」が83.9万円で最も高く、次いで「ITエンジニア」が63.9万円となっております。
(参考:株式会社マイナビ「中途採用状況調査2020年版」)
(参考:Java案件の単価相場っていくらくらい?)
エンジニアの人月単価は、フリーランスに依頼するか専門の会社に依頼するかで大きく違ってきます。
また、扱える言語や地域、依頼する案件が上流工程か下流工程か、さらには、同じ職位であっても、業種や職種、年齢、経験、技術力(スキル)など、さまざま要因によってかかる人月単価は変動してきます。
費用を決めるのは主に技術者であるシステムエンジニア(SE)およびプログラマ(PG)の単価と投入人数であり、システムエンジニアやプログラマのスキルや開発規模などによって費用総額は大きく異なってきます。
直接雇用する場合
〇求人媒体
求人媒体を利用する場合、求人広告の掲載費がメインになります。
利用する媒体によって掲載料は異なり、50~150万円程度が相場となっています。 マイナビが実施した2020年の調査では、ITエンジニア採用1人あたりにかかった求人広告費は、63.9万円となっています。
参照:https://www.mynavi.jp/wp-content/uploads/2020/03/プレスリリース.pdf
〇エージェント
同調査によると、IT・通信・インターネット業界のエージェント(人材紹介)利用費の平均は335.2万円。 採用単価は調査されていませんが、仮に人材紹介会社を利用した採用人数の全業種平均である3.1人で割ると、108.1万円となります。
エージェントを利用した採用は、ピンポイントでマッチ度の高い人材を紹介してくれるため効率がいいですが、採用単価は高くなってしまう傾向にあります。
〇リファラル採用
社員からの紹介で人材を募る、いわゆる縁故採用の場合は、外部のサービスを利用するわけではないので、基本的には費用は発生しません。あったとしても、面接などにかかる人件費や、面談のためのランチ代など、軽微なものです。
1-3.エンジニア採用の成功事例
弊社では「採用単価39000円でエンジニアを採用した方法」も紹介しております。
ぜひご覧になってみてください。
<SNS広報>
- 技術ブログ → エンジニアが技術について書くリレー式䛾ブログ
- 代表note → 創業に至る経緯や企業理念をについて代表自身が書くブログ
- Twitter Facebook → 多数䛾方とコンタクトが取れるツール
<各種イベント>
- もくもく会 → オフィスを自習室䛾ように解放し、社外䛾方に自 由に使ってもらう会
- 勉強会 → エンジニア自身が勉強したことをアウトプットする
- 交流会 → ピザパーティーやオフ会で、軽食を用意し交流を する会
POINT
・SNS→社内イベントへ呼び込み 求人媒体以外䛾母集団を形成する
・接点を持った候補者と䛿密にコミュニケーションをとる( LINEなど)
・社内イベントで長期的且つ継続的に繋がりを作り転職䛾タイミングで候補に入れてもらう
・情報を出し惜しみせずに発信し会社理解度䛾深いファンを作る
1-4.エンジニア採用の相場
エンジニアの採用コストが高い最も大きな理由はエンジニア自体の不足にあります。
さらに、
・企業側の求めるスキルが高まっている
・優れたエンジニアは高待遇のケースが多く転職市場に人材が流れてこない
という2点が重なり、多くの企業が複数の媒体や、エージェントに登録しないと採用できない状況に陥っているのです。
ちなみに、技術者の単価の相場は上級システムエンジニアならば100万円から160万円、初級システムエンジニアでも60万円から100万円程度と言われています。
そして、プログラマの単価相場はシステムエンジニアよりも安く、大手企業で50万円から100万円、下請け企業や個人事業主の場合には40万円から60万円程度です。
1-5.単価相場の高い業種・職種は?
システムエンジニアは、月あたりの単価が70〜80万円、プログラマーは60〜70万円、Webデザイナーは50〜60万円というデータもあります。より幅広い分野の仕事を担当する職種であればあるほど、単価が伸びて年収がアップするというわけです。
なお、職種は同じでもエンジニアが携わる工程によっても、単価に大きな差が生まれます。それほどスキルを必要としない運用保守・テストの仕事を手がける場合には、平均単価は40万円程度に落ち着きます。
一方で、PMやコンサルタントなど豊富な知識・経験が求められる上流工程に携わることができると、単価90万円を上回ることも出てきます。
希少性が高い仕事には高い報酬が支払われ、誰にでもできる仕事は低単価で回されることになるのは、フリーランスでも会社員でも同じです。
また、1つのプログラミング言語しか扱えないエンジニアよりも、複数の言語を習得しているエンジニアのほうが報酬が高くなります。独学で勉強していたレベルよりも、2〜3年の実務経験があるエンジニアのほうが優遇されるのも当然です。
1-6.エンジニアの採用単価を抑える5つのポイント
エンジニアの採用単価を抑えるための5つのポイントについてお話しします。
① 任せたい業務を明確にする
最後に
エンジニアの単価や相場を正しく理解することができましたでしょうか?
新卒採用でも中途採用でも、エンジニア採用をはじめるにあたって単価や相場を理解したうえで、自社にとって最適な新卒エンジニアの採用手法を選択する必要があります。
採用を成功に導くためにも私たち採用モンスターがお力になります。
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